こんにちは。大阪から山口県へ移住し、自然に囲まれた田舎で新しい暮らしをスタートした52歳の男性です。このブログ「田舎ライフと成長の記録~移住から始まる新しい道~」では、空き家バンクを活用して手に入れた土地と家でのリアルな生活、鶏の飼育や家庭菜園、そして副業やビジネス挑戦について綴っています。
今回は、私が移住後に取得した「古物商許可」について、その申請のステップと実体験を詳しく紹介します。これから副業として中古品販売(メルカリやヤフオクなど)を始めたい方や、田舎での収入の柱を探している方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。
なぜ古物商許可を取得しようと思ったのか?
きっかけは、移住先で空き家バンクを通じて購入した住宅にありました。購入時、その家には前の住人が残していった多くの残置物があったのです。
「処分するのも大変だな」と思いながら、ふとした気まぐれでメルカリに出品してみたところ、意外なことに次々と売れていきました。家にある“不要品”が、別の誰かにとっては“価値あるモノ”だったのです。
「これは小さなビジネスとして成り立つかもしれない」と感じ、リサイクルやリユースに本腰を入れることに。そして調べていく中で、継続的に中古品を販売するには「古物商許可」が必要だと知り、取得を決意しました。
申請は自力で!専門家に頼れない現実
実は最初、手続きは物件購入の際にお世話になった行政書士や司法書士に依頼しようと思っていました。しかし、意外にも「その業務はやっていない」「時間がかかる」といった理由で断られるケースが多く、依頼できる専門家がなかなか見つからなかったのです。
そこで思い切って自分でやってみることに。
情報源として頼ったのは、YouTubeの解説動画。実際に許可を取得した人たちの経験談がとても参考になり、必要なステップや書類もそこで学びました。
書類集めで苦労した「本籍地」の壁
申請にあたって苦労したのが、「身分証明書の取得」です。これは運転免許証やマイナンバーカードではなく、本籍地の市町村でしか発行されない証明書が必要になります。
私の本籍地は山口県外だったため、本籍地の役所に電話して取得方法を確認。申請書を送付し、手数料は郵便局で定額小為替を使って支払う形になりました。
この定額小為替、例えば350円の証明書に対して200円の発行手数料が必要です。「たった350円なのに、手数料が200円!? 高っ!」と驚きましたが、これも必要な経費と割り切って対応しました。
警察署への提出と、許可が下りるまでの期間
書類が一式揃ったら、最寄りの警察署の生活安全課へ提出します。対応してくれた方も親切で、内容を丁寧に確認してくれました。
その後は、警察署から県の公安委員会へ申請が回され、審査期間に入ります。私の場合、許可が下りるまでにちょうど40日かかりました。
審査内容については公開されていませんが、しっかりとチェックが行われている印象です。40日後、警察署から「許可証ができましたので、取りに来てください」との連絡をいただき、ついに正式な古物商としてスタートできるようになりました。
古物商許可を取得して変わった価値観
許可を取って本格的に中古品を扱うようになると、世の中の見え方が大きく変わりました。
端的に言えば、「ゴミがお金に見える」ようになったんです。巷でも「混ぜればゴミ、分ければ資源」と言われますが、本当にその通り。ちょっとした工夫や分別で、本来は捨てられるものが価値ある商品に生まれ変わるんです。
「こじきを三日すれば忘れられぬ」という言葉もありますが、一度この視点を持つと、もう元には戻れません(笑)。今では田舎生活の中で、不要品の再活用やリユースが自然な行動になっています。
これから古物商許可を考えている人へアドバイス
古物商許可の申請は、確かに面倒な手続きや細かい書類の準備が必要です。でも、やってみると意外とシンプルで、自分の手でも十分対応可能です。
また、この許可を取ることで、中古品販売を堂々と副業やビジネスとして展開できるようになります。メルカリ、ヤフオク、店舗販売など、今は売る場所もたくさんあります。
もしあなたが「ちょっと売ってみたいな」「田舎で副収入を得たいな」と思っているなら、ぜひ一歩踏み出してみることをおすすめします。世界の見え方がきっと変わりますよ。
まとめ
私のように、田舎暮らしの中から古物商許可を取得し、新しい収入の柱を作ることは、決して特別なことではありません。
手間はかかりますが、自分の力でチャレンジする価値のある経験になりますし、取得後は大きな安心感と可能性が得られます。
このブログでは、これからも田舎生活のリアルな体験やビジネスのこと、日々の気づきなどを発信していきます。田舎暮らしを検討している方、リユースビジネスに興味がある方は、ぜひ引き続きご覧ください!
コメント