こんにちは。今日は、走行中に突然エンジン警告灯が点滅・点灯し、パワーが感じられなくなった私の体験をお話しします。
普段あまり気にしない警告灯が点灯すると焦りますよね。もし同じような状況になった時にどうすればいいか、参考になれば幸いです。
警告灯の点滅からパワーダウン…焦りと不安の始まり
いつもはまったく気にしていなかったメーターの警告灯が突然、点滅し始めました。
「何だろう?」と思いながらも、アクセルを踏み込むと、車の反応がいつもと違うことに気づきました。
普段ならスッと加速するはずなのに、今回はアクセルを踏んでもエンジンの力が伝わらず、まるで力を奪われたような感覚です。
しばらくすると、点滅していた警告灯が次第に点灯に変わり、不安がどんどん膨らんでいきました。
「これは普通じゃない…何か重大なトラブルかもしれない」と胸がざわつき、心臓の鼓動が早くなるのが自分でもわかりました。
運転中の交差点、信号は赤。
止まった車の中で、「このまま動けなくなるんじゃないか」とドキドキしながら、周囲の車や歩行者を気にしつつも、自分の車の状態に集中していました。
やがて信号が青に変わり、恐る恐るアクセルを踏みました。
エンジンはかろうじて動き出しましたが、パワーはやはり戻らず、普段の軽快な走りとは程遠い状態。
「ああ、このまま走るのはやっぱり危険だ」と感じながらも、車を止める場所を探しながら、ゆっくりと前へ進みました。
安全な場所で取扱説明書を確認、エンジン警告灯だと判明
パワー不足のまま慎重に走り、近くの飲食店の駐車場へと車を入れました。
心臓がバクバクして、手に汗がにじみます。何かあったらどうしよう――そんな不安が頭をよぎりながら、とにかく安全な場所に停めることだけを考えました。
車を停めてエンジンを切ると、しばらく静かなエンジン音が止まった車内に、自分の呼吸だけが響きます。
焦りと緊張で手が震えそうになりながらも、なんとか落ち着いて、ダッシュボードを開けました。
取り出した取扱説明書をめくると、点滅・点灯していたあの警告灯は、見慣れないけれど確かに「エンジン警告灯」だとわかりました。
「エンジンに何らかの異常が発生している可能性がある」という説明文を読み、さらに不安が募ります。
しかし、この状況でできることは冷静に対処すること。
エンジンを一旦切り、数分間車を停めて様子を見ることにしました。
その間も、車内の静けさが不気味に感じられ、気が気ではありませんでした。
再始動して警告灯が消えた…でも安心はできない
しばらくエンジンを切って休ませたあと、ゆっくりと再始動しました。
ドキドキしながらメーターを見ると、先ほどまで点灯していたエンジン警告灯が、まるで嘘のようにすっと消えていました。
「やった、これなら大丈夫かもしれない」
そう思いながらも、どこかでまだ不安が消えませんでした。
車の動きも慎重に確かめつつ、駐車場の出口に向かってゆっくりとアクセルを踏みました。
しかし、走り出してすぐに違和感が戻ってきました。
アクセルを踏み込むと、再びパワー不足を感じ、そして――警告灯が再び点灯したのです。
「やっぱりダメか…」
胸の奥に重い失望感が広がり、冷静にこの状況を受け止めなければと自分に言い聞かせました。
すぐに安全な場所を探し、路肩に車を停めてスマホを取り出しました。
まだ勤務先のガソリンスタンドの営業時間内だったため、すぐに連絡を取る必要がありました。
「閉店時間が迫っているけど、今からでも受け入れ可能かどうか…」と頭の中で焦りが渦巻きます。
電話をかける指に緊張が走りながらも、勇気を出して連絡を取りました。
心強い連絡と保険会社へのレッカー依頼
勤務先のガソリンスタンドに連絡を入れると、閉店時間が迫っているにもかかわらず、スタッフの方からは温かい声で「大丈夫、持ってきてください」と快く受け入れてもらえました。
その一言に、焦りと不安でいっぱいだった心がほんの少しだけ軽くなったのを感じました。
しかし、エンジンの状態を考えると、やはり自走は危険です。
無理をして走り続けることが、さらに大きなトラブルや事故につながりかねないと冷静に判断しました。
そこで、加入している自動車保険のロードサービスにすぐ連絡を取り、レッカー車の手配を依頼しました。
保険会社のオペレーターは丁寧に状況を聞き取り、迅速に対応を進めてくれました。
「全国平均で約60分でレッカー車が到着します」との連絡を受けた時、安心感と同時に、まだこれからの対応が残っていることを実感しました。でも、信頼できるプロに任せられるという心強さがあり、これで一歩前進だと思えた瞬間でした。
雨の中、レッカー到着とスタッフの温かい対応
保険会社への連絡をしている間、焦りと不安で頭がいっぱいでした。ただ早く、レッカーの助けが来ることだけを願い、スマホの画面に集中していました。
やがて、約30分後にレッカー車が到着。
スタッフが駆け寄ってきて「お待たせしました」と優しく声をかけてくれたその瞬間、はじめて冷たい雨が肌を打っていることに気づきました。
「ああ、雨が降っていたんだ…」と、緊張で見落としていた周囲の状況に改めて気づき、少し驚きました。
スタッフは濡れた地面をものともせず、手際よく車を積み込んでいきます。
作業の間、私はただ無事に車が運ばれていくのを見守りながら、雨に濡れた自分の服や髪に触れ、やっと状況を実感しました。
車がしっかりと積み終わり、レッカー車が動き出すのを見送った後、私はタクシーを呼び、勤務先のガソリンスタンドへ向かいました。雨に濡れたままの不安な気持ちと共に、それでも先に進むことができた安堵感が胸に広がりました。
まとめ:走行中の警告灯点灯時の対処法
今回のトラブルを通じて、改めて感じた大切な教訓をまとめてみました。
同じような状況に直面したときに、少しでも役立てていただければ幸いです。
- 警告灯が点滅・点灯したら、すぐに注意して安全な場所に停車すること
警告灯は車からの重要なサイン。普段はあまり気にしなくても、点滅や点灯を見逃さず、できるだけ早く安全な場所に車を停めて状態を確認しましょう。無理に走り続けると、トラブルが悪化する恐れがあります。
- 取扱説明書で警告灯の意味を確認することが大切
突然の警告灯点灯で慌てることも多いですが、まずは落ち着いて車に備え付けの取扱説明書をチェックしましょう。警告灯の種類や意味を理解することで、適切な対処が見えてきます。
- 無理に走行せず、信頼できる場所へ連絡・相談する
自己判断で無理に走り続けることは危険です。状況が不安な場合は、勤務先やディーラー、整備工場など信頼できる専門家に連絡を取り、指示を仰ぐことが安全確保につながります。
- 加入している保険会社のロードサービスを活用し、レッカー手配も検討する
万が一のトラブル時には、保険会社のロードサービスが心強い味方になります。レッカー手配の相談や緊急対応をスムーズに進めるため、日頃から加入内容や連絡先を確認しておきましょう。
普段は気にかけることが少ない警告灯ですが、いざという時は冷静かつ的確な対応が車と自分の安全を守ります。
今回の経験を活かし、もし同じような状況に遭遇したら、慌てず焦らず、一つひとつ丁寧に対処してみてください。
皆さんの安全運転を心より願っています。
コメント