こんにちは!私は52歳の男性で、大阪府から山口県に移住してきました。都会の喧騒から離れ、自然豊かな環境で新たな生活を始めたばかりの私ですが、田舎ライフの魅力は想像以上に深いものがあります。
今回は、私がどのようにして大阪から山口へ移住を決めたのか、そして田舎での生活を始めた中で感じた魅力をシェアしたいと思います。
移住を決めた理由
私が大阪から山口県に移住した理由は、昔から田舎暮らしに憧れがあったからです。学生時代からテレビで見た日本昔話に心を奪われ、薪を拾い、囲炉裏で暖を取りながら食事をする光景に強く憧れていました。自然に囲まれた生活の中で、畑から収穫した新鮮な野菜を使った料理を食べる。そのようなシンプルで豊かな暮らしが、都会の喧騒から逃れた私にとって理想的だと感じていました。
都会の生活では毎日忙しく、時間に追われ、人間関係にストレスを感じることが多かったですが、田舎暮らしではその逆の生活を送っています。自然とともに過ごすことで、時間に追われることなく、のんびりとした生活を楽しんでいます。ストレスフリーで、自分のペースで生活できるという点が大きな魅力でした。
山口県での新しいスタート
私が移住先として選んだのは、山口県です。山口には特に縁もゆかりもありませんでしたが、自然環境が素晴らしく、何よりも都会に比べて生活コストが抑えられる点が決め手となりました。空き家バンクを通じて購入した住宅には、なんと3000㎡の広大な農地が付いていました。この土地を使って、これからどんな生活をしていこうかと考えると、ワクワクが止まりませんでした。
鶏との暮らし

田舎生活を始めてすぐに、鶏を飼い始めました。生まれたばかりの卵を使った卵かけごはんは、まさに最高の一品。新鮮な卵で作った卵かけごはんは、他のどんなものにも代えられない美味しさです。鶏の飼育は初めてでしたが、毎朝の鶏の鳴き声で目覚め、日々の生活が始まるというのは、とても心地よいものです。
田舎暮らしをしていると、毎日の食事に対する意識が変わります。自分で育てた野菜や、新鮮な卵を使った食事は、都会で買うものとは全く異なり、心から楽しめます。私は、これから田舎で暮らす方にはぜひとも鶏を飼い、新鮮な卵を食べてみてほしいと思います。
イノシシとの戦い

もちろん、田舎生活には楽しいことばかりではなく、時には自然の厳しさを感じる瞬間もあります。たとえば、イノシシ。家の周りをイノシシの家族連れが行進している姿を見たとき、可愛いなぁと思いましたが、しばらくするとそのイノシシが突進してくるという事態も。食べ物を荒らされないように対策を取ることが必要で、イノシシとのいたちごっこは日常の一部となっています。それでも、自然の中での生活は、予想外の出来事を楽しむ余裕も与えてくれます。
自然との共生

田舎暮らしで一番大きな変化は、何と言っても「自然」の存在です。夜空を見上げると、満天の星空が広がり、星が降ってきそうなほど美しい景色が広がります。都会では決して見ることのできない、圧倒的な自然の美しさに毎晩感動しています。
ただし、その反面、虫が多いことには少し困っています。春から秋にかけてはムカデを見かけることがあり、未だ完全には慣れていません。田舎ならではの試練ですが、それもまたこの生活の一部だと感じています。
農業初心者としての挑戦

田舎暮らしを始めたとき、土地を使って家庭菜園にも挑戦しました。私が購入した土地は、かつて耕作放棄地だったため、まずは土地改良から始める必要がありました。水田がベースの農地で、水はけが悪く、粘土質の土壌という厳しい条件でしたが、それでも野菜が育つ姿を見るのは嬉しいものです。
農業経験が全くなかった私にとって、最初は試行錯誤の連続でしたが、それでも続けることで少しずつコツをつかんできました。「当たって砕けろ」と思いながらも、実際にはどんどん砕けている気がすることもあります(笑)
農業を通じて自然と向き合う楽しさを感じています。失敗があっても、それを乗り越える過程がまた面白いです。
リサイクルビジネスの開始

移住後には、「古物商許可」や「金属くず回収業許可」を取得し、メルカリショップスでの販売も始めました。空き家バンクで購入した家には、前の住人が残していった残置物がたくさんあり、これをリサイクルすることで少しでも収益を上げることができました。
最初は売れないものも多かったのですが、試行錯誤しながら分解して金属やプラスチックをリサイクル業者に売ることで、いい価格で買取してもらうことができました。
「鉄」「アルミ」「ステンレス」など、同じように見えても、分けることで買取価格が大きく異なることに気づき、リサイクル業の面白さを実感しています。今では、リサイクルの価値を知ることができ、その魅力をブログ等で発信してく予定です。
ガソリンスタンドでのアルバイトと新しい挑戦

移住先で働く場所を見つけるのは簡単ではありませんでしたが、30代で取得した「危険物乙種第四類」の資格を活かして、地元のガソリンスタンドでアルバイトをしています。セルフサービスのスタンドでの仕事では、給油するお客様が安全に給油できるよう監視しています。誤った油種を給油すると事故や故障の原因になるため、油種の確認が非常に重要です。
この仕事は座りながらできるため、体力的な負担も少なく、ゆったりと働ける点が気に入っています。また、2025年3月からは施設警備業務にも挑戦する予定です。施設警備では、普段見られない世界を見ることができるのが大きな楽しみです。暗闇の中での巡回や、普段入れない場所に行けるという非日常的な体験が待っていると思うと、楽しみと緊張が入り混じった気持ちになります。
まとめ:田舎ライフの魅力とは
私が大阪から山口へ移住して感じたことは、田舎暮らしはただの生活ではなく、「自分らしい生き方」ができる場所だということです。自然と共に過ごす中で、自分のペースで時間を楽しみ、毎日を大切に過ごすことができます。もちろん、農作業や動物の飼育、リサイクル業務など、学ぶことは多いですが、それこそがこの生活の魅力のひとつだと感じています。
これから田舎暮らしを考えている方々には、私の体験を通じて、田舎の魅力やリアルな部分を知っていただければ嬉しいです。何よりも大事なのは、自分のペースで楽しむこと。田舎の素朴な生活が、あなたにも新たな発見と喜びをもたらすことでしょう。
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